当日はお天気も良く、遠方から来て下さったお客様にも気持ちの良い気候にめぐまれましたね(^^)
一曲目の「無明長夜」。
素晴らしい声の持ち主、津村副ご住職、出久根副ご住職の読経が、白土さんのコントラバスと重なり合って、しばし小宇宙を感じる空間になりました。
しかし・・・、事件は起こるのです。
ピアノソロを弾き終わった後のあの出来事は忘れられないものになりました。
まさか、、、まさかの楽譜紛失!!!!
シューベルトのノットゥルヌの楽譜が無いーーーーーっ!
さっきまで控えの間のイスに置いてあったのに!!!
ソロの後の演奏予定曲です。
すでにヴァイオリニストの河村さんとコントラバスの白土さんは会場に出られています(T_T)/~~~
慌てふためく私に、観光でいらしていたサラリーマン風の方が、ご年配の観光客の方が持って行ってしまわれたことを教えて下さいました。
てっきりスタッフなのかと思ったと、、、、と申し訳なさそうに。
いえいえ、あなたがそんなに恐縮される事はないのです、私の管理落度なのです。
萬翠荘は重要文化財なので、コンサート中でも見学のお客様はいらっしゃいます。
コンサート会場の隣、控えの間にしていたお部屋も、もちろん見学自由です。
その方も悪気があったのではなく、ちょっと疲れて座ったところに私の楽譜が置いてあっただけなのです。
仕方なく先に会場に出ていた演奏者と、お客様に楽譜が紛失したことをお伝えし、休憩にしていただきました。
みなさん、息をのんでびっくりされていましたね。
申し訳ない・・・・。
でも、そこからがすごかった。
萬翠荘の職員の方々です!
全力で走りまわって下さいました。
小高い萬翠荘の場所から下の観光バスや、坂の上の雲ミュージアムを駆け回って下さり、最後に突き動かされるようにもう一度観光バスのところに戻って下さった時、そのお客様を見つけて下さったのです!
奇跡です!
ミラクルです!!
楽譜が戻った時はお客様から拍手が。
あー皆様、ご心配おかけしましたm(__)m
救世主ミラクル職員(女性)の方のご尽力で、すぐコンサートは再開でき、無事に終了することができました。
感謝感謝感謝×100以上!です!!
コンサート後の慰労会で、みなさまからシューベルトが一番感動しましたなんて言っていただきました(*^^)v
(もしや、吊り橋効果?)
本当に、その場にいらしたすべての方々に感謝します。
そして、ご迷惑ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。
いろんな意味で忘れられないコンサートになりました。
後日萬翠荘にご挨拶に行ったら、「伝説つくりましたね」と言われてしまいました。。。(^_^;)
以後、気をつけますm(__)m
みなさま、本当にありがとうございました!
秋の日に映える萬翠荘 |