3.30.2009

世にも奇妙な物語

世にも奇妙な物語を見た。
あの、タモリがストーリーテラーをしている不思議でちょっと怖い番組。
もう20年以上やっていると思う。

この番組のテーマ曲を聞くと思い出すことがアル。

私が大学生のとき、友人が急に亡くなった。
夏の暑い盛りだった。
実技試験が何日かに分かれて行われていた私の大学。
まさに試験真っ最中のある朝。
突然連絡網でその訃報が伝わった。

原因不明の頓死。
お花屋さんの彼は、お店の手伝いを終え椅子に座ってビールを飲んだ。
あー美味しい。
これが彼の最後の言葉になったそうだ。

信じられない気持ちのまま、クラスのみんなと葬儀へ出席すると、
彼が試験で弾くはずだった、バッハのパルティータが2階の部屋から流れていた。
彼の先生が葬儀中ずっと弾いていたのだ。
彼の代わりに。。。。
今でもその開け放たれた窓辺の光景はぼんやりと覚えている。

その葬儀からの帰り道。
どこからか、ずーーーーーーっっと世にも奇妙な物語の曲が聞こえてきた。
♪レミファソ♭ラ、♭ラソファミレ、レミファソ♭ララ、♭ラソ♭ソファミ・・・
時折、つっかえたり調子っぱずれの音になったり。
子供が縦笛で吹いていたのだ。
ちょうど番組も人気が出て流行っていたからね。
その時やっと、あーもう彼はいないのかと感じた。

そんなわけで、この番組を見ると、今でもぼんやりと思い出すのだ。
ぼんやりとね。。。

しかし、今夜の大竹しのぶは怖かった・・・(^^;)

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