8.01.2019

5月・中尊寺で「お遍路バッハ」

書こう、書かねば・・・と何十回思っても、なかなかたどり着かないぐ~たら精神😅
わたしゃ自分が情けないよ・・・とちびまる子ちゃん風につぶやいてみる。。。

まずは「お遍路バッハ」中尊寺かんざん亭でのコンサートのことを。
振り返れば2ヶ月前・・・。
5月の美しい新緑、爽やかな風。
「お遍路バッハ」全国コンサートスタート!ということで、嬉しい気持ちと、被災地東北で演奏する事が受け入れられるのかという怖さを感じながら、月見坂を登っていました。

参道「月見坂」への入り口
これが結構な上り坂で、、、キャリーケースをコロコロしながら行くのですが、砂利道のせいか重い💦

杉木立の急坂💧

参道脇にいくつかのお堂があります。
これは弁慶堂。
そう、ここ中尊寺は源義経が兄・頼朝に追われ流れ着いたとされる舞台。
奥州藤原氏の栄華をこれでもかと見せつけられるところです。

見晴台から
歩いて20分ほどで会場に到着。
有名な金色堂を横目に、白山神社の方向へ歩いていくと左手に現れます。

かんざん亭

緑が茂っていい感じでした
まだ会場が空いていなかったので、荷物を置いてお参りに行きます!

白山神社
茅の輪くぐりがありました

神社の前には能舞台
薪能が奉納されたりするそうです
では本堂へ。
敷地が広いっ!
歩くっ!

本堂

御本尊様は釈迦如来
この本堂に漂う甘い香り。
これが私が一番好きなお線香「関山香」。
極楽の香りはもしやこんな感じ?とおもってしまいます。
最近ではネットでも購入可だそうで、是非一度香ってくださいませ。
中尊寺通信販売

近藤春菜さん似の弁天様には
コンサートの無事をお願いしました。
いかん、あんまり気持ちの良い天気で、ゆっくりしてしまった💦
会場へ戻りリハーサル。

かんざん亭
すでにセッティングしてくださっていました。
かんざん亭では、今回ご協力頂いた岩手県社会福祉協議会の皆様が、準備をしてくださっていました。
まるで地縁のない私を、何から何まで支えてくださり、助けてくださいました。
四国遍路のときもそうでしたが、本当に人というのはありがたいものです🙏
素晴らしい協力者と共に開催できる事に心から感謝します。
ありがたいことに沢山のお客様に来て頂けたのも、岩手の皆様のお陰です。

その後の演奏、初めての被災地の演奏は穏やかで優しい時間が流れました。

かんざん亭からの景色
このゆったりとした良い時間が、ずっと続いてほしいと思うそんな瞬間です。

東北の地の底から湧いてくる優しさや、ぐっとこらえて耐える気持ちに触れたような気がして、今この窓から見える山々のように、穏やかに静かにこれからの時を刻んで生きてほしいとの思いが過ります。

この方々を前に「お遍路バッハ」の活動をしてもいいのか、受け入れられるのか、怖くて眠れない夜もあったけど、前を向いて行こうとするあの方々と一緒に歩めるように、さらに精進してやっていこうと改めて思いました。

いつかきっと、私が心から一緒になれたと思う日がくるであろうその時まで。

次は陸前高田市の演奏のことを書きます。

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