2.08.2016

羅漢閑話 ①

お遍路バッハ中、出会った濃いキャラおっちゃんをを勝手に羅漢さんに任命!
しかし。。。残念なことに写真撮り忘れたぁ(T_T)
とりあえず、紹介(^^)/

羅漢1号「ヒロシ」2/4
地蔵寺から安楽寺へ向かう遍路道、神宅小学校付近の橋で出会ったおじちゃん「ヒロシ」。
遍路道がどっちかなぁとちょっと困っていたら、どこからともなく出てくるおっちゃん。
手には資料らしきファイル。
こりゃ迷い遍路には声かけてるな。
「ここの川は昔はもっと深かったんよ。」
「さざれ石って知ってます?ここらへんじゃ子持ち石っていうのよ。かくかくしかじか・・・」
このあたりの歴史を勉強しているみたいで、かなり良く知ってるし、話が出来上がってるから相当説明した感がありありだが、どことなく品が漂うヒロシ。

羅漢2号「タタミやのおっちゃん」2/4
羅漢1号のヒロシと別れた後すぐに、遍路小屋があったので地図の確認のため寄る。
すると、はい。
どこで見とるんじゃい!というタイミングであらわれた半天姿のおっちゃん。
「ここら辺はさざれ石がよー採れとったんじゃぁ」
またか、同じ話はどうなんかと思い「さっき聞きましたよぉ」と笑顔で言ってみる。
「ん?あの橋んとこか?・・・、そりゃヒロシじゃぁ!」
ヒロシ・・・。ここで先ほどの羅漢1号がヒロシとわかる。
「子持ち石の話しとったんか。そりゃわしが言うとったことじゃぁ」
なるほど、お友達?
「あいつは80歳だから、わしのほうが若い!」
・・・・。
「子持ち石はのう、この川から採って大山に運んだんじゃ。飛騨でさざれ石はよぉ採れよるみたいで高く売れとるみたいだけど、この間大山に隠しとった石売ったら結構な値になった。・・・大山にあることは内緒じゃ。。。ぬはははは」
どこまでがほんとかわからんが、憎めん。かわいい。
遍路小屋の畳のへりにウルトラマンが。これもおっちゃんが作ったそうだ。
大山の子持ち石のことは秘密だぞ。(笑)

羅漢3号「軽トラのおっちゃん」2/4
十楽寺手前に火事で全焼した2棟の家。
ちょっと立ち止まっていたら、軽トラが急停止。
「火事か!」
軽トラからいきなりそう言われ、面喰う。
「わしは見とった。すんごい燃えよった!」
「息子が放火したんだ。両親と姉さん家族がよぉ、死んだわぁ。」
なんと!大事件じゃないか!
「あんなに離れとるのに、ここも熱くなったよぉ。まぁひどい火事じゃったぁ。おとなしい息子だったのにわからんのぉ」
そーいや、私らは火事のことなど何もきいてないぞ。十楽寺までの道を教えてくれるのではないのか!
さすが羅漢3号。
われらが気になってる事を良くわかった。
「ほんじゃの」
ひとしきり説明したら、また軽トラでブーン。
あれっ?ここの家の人じゃなかったんかい!
わざわざ止まってまで話すとは、、、、(^_^;)

羅漢4号「ハッピー食堂のハッピーおっちゃん」
お礼の電話で。
「あんたピアニストか。そーかそーか、サイン貰っておけばよかったのぉ。いやぁ良かったピアノが弾けて。いやぁ良かった。心配しとったんよ、ほんとに。名前教えてくれんか。うえお?上下の上におはどのお?」
おっぽの尾。
「あん?しっぽのお?で名前は?」
直子。まっすぐなこ。
「素直な子の直子か。わかった。応援するよぉ。」
めっちゃいい人で、また絶対行くからねぇ!と思わせる人柄に感謝を込めて羅漢認定。

番外編
ハッピー食堂の女将さん、とっても優しくて頼もしい。
肝っ玉母さんってイメージ。
羅漢4号の大将と素敵なパートナーといったところかな。
というわけで、本日の弁天様に勝手に任命!




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